コントラスト
コントラストとは、物体上の所定の解像度 (周波数)における明暗の差をいいます。
図1に示した白黒の矩形波の場合白黒のコントラスト比は100%となります。このパターンをレンズで撮像し、レンズ像面におけるコントラスト比がどの様に変わったかを定量化します。基本的にはどんなレンズでも周波数の荒いパターンを撮像したときより細かい周波数のパターンを撮像した時の方が光学的収差などの影響が大きく出るためコントラスト比が徐々に低下していきます。コントラスト比が最終的に0%になると白のパターン及び黒のパターンが共にグレー一色となり全く区別がつかなくなります。
図2、3は物体側と像側の空間周波数の変化を示したグラフとなります。グラフ横軸が空間周波数となり縦軸が明るさとなっております。物体側と像側のある周波数におけるコントラストは図2、3に記載されている計算式によりA、Bで求めることが出来ます。