レンズ選定方法

アプリケーション用途に応じた種々の環境に応じて対象物をカメラで的確にとらえるために、最適なレンズ及び照明方法の選定が重要です。レンズ選定に必要なポイントを紹介いたします。

カメラエリアセンサー/ラインセンサー
センサーサイズ/フランジバック
レンズマウント/ 白黒・カラー

レンズ
レンズ種類(アプリケーションによる)
固定絞り/可変絞り
固定倍率/可変倍率
レンズサイズ/他

照明
電源種類
照明方法
照明WD/他

環境
振動/衝撃
外乱光
ゴミ/水
温度/湿度

カメラ素子(センサー)サイズについて

素子サイズ=ピクセルサイズ(V)又は(H) x 有効画素数 (V) or (H)

例)
ピクセルサイズ: 4.4um x 4.4 um
有効画素数 : 1600 x 1200
センサーサイズ (V) = 0.0044 x 1200 = 5.28mm
センサーサイズ(H)= 0.0044 x 1600 = 7.04mm
センサーサイズ = 7.04 x 5.28mm

カメラマウント

各カメラマウントには、異なるサイズやフランジバッグがあります。
(フランジバック:カメラ素子面からレンズフランジまでの距離)
一般的なカメラマウントのフランジバック

※1.フランジサイズは、カメラメーカーにより異なりますので、ご注意ください。
より良い画像取得には、フランジバックとマウント径の確認が必要となります。
VSTは、主にC,F,M72マウントを準備しておりますが、その他特殊 マウントも用意しておりますので、お問合せ下さい。

接写リング

レンズ本体とカメラとの間に装着し、最近接距離(WD)を短くし、レンズ拡大率を上げることができます。使用すると視野範囲が狭くなりWDも短くなります。

SV-EXR シリーズは、0.2mmから50mmまで12種類のラインナップを揃えております。

リアコンバーターレンズ

レンズとカメラの間に装着するレンズで接写リングと異なりWDを変化することなく倍率を高くするレンズです。

SV-Xシリーズは、1.5xから5.0xのラインナップです。

マシンビジョンレンズの種類について

一般的にマシンビジョンの光学レンズは、有限遠系レンズのマクロレンズ、無限遠系レンズのCCTVレンズに分けられます。
テレセントリックレンズは、マクロレンズに分類されます。マクロレンズは、近接域の撮影用に適したWD( WD:10mm-500mm)で、高分解能、ディストーションレス、FOV全域で最大の性能が得られるよう設計されています。
マクロレンズは、固定焦点である為カメラの配置位置を的確にする必要があります。
各種レンズについては、表を参照ください。

概要長所短所
テレセントリックレンズ レンズの主光線が主光線がレンズ光軸に対し平行である設計を持つ。同軸落射照明では必須。 被写界深度内において寸法精度が高い。 中心と周辺で見え方が変化しない。寸法計測に向いている。 レンズが大きい。
高価である。
マクロレンズ近接撮影用に設定したレンズ。 ディストーションレス。
小型、軽量。
耐振性。
一定のWDでしかピンとが合わない。
視野範囲(倍率)を限定。.
CCTVレンズ無限遠まで結像し、フォーカス調整やアイリス調整が可能。視野、WDが任意に替えられる。
低価格。
大きな視野に最適。
近接域においては、周辺の歪みが大きい。
周辺寸法が変動する。
ラインスキャンレンズ 大きなカメラマウントに適した、ラインセンサー用に設計されたイメージサークルが大きいレンズ。周辺光量差が小さく長作動距離。サイズが大きく重量が重くなりやすい。
ズームレンズカメラ位置、WDを変えずに倍率を変えることが可能。倍率を多く変えるアプリケーションに適している。サイズが長く重量が重くなりやすい。